2026年4月17日金曜日

ドラレコの交換

 2019年12月に買ったドラレコに異常が発生した。起動はするが、数分で録画が終了してしまう。SDカードを外して確認すると、最初の数分しか記録されていない。
 やがて「フォーマット」のエラーメッセージが出るようになる。SDカードの異常かとPCでフォーマットし、ドラレコでもフォーマットしてメッセージは消えたが、今度は「ローバッテリー」のメッセージが出始め、同じ症状に陥った。
 電源はシガーソケット経由で供給していて、ケーブルがソケットの異常かと疑い、別のモバイルバッテリーにつなぎ変えてみた。録画時間は多少増えたが、やはり途中で切れてしまう。

 いろいろ調べて、ドラレコ内蔵のバッテリーが寿命になった疑いが濃厚だった。中国製で2,864円と安価の割に働いてくれたが、分解して電池交換するまでの意欲はなく、買い替えるしかなさそうだった。


 現状のドラレコはフロントカメラのみで、買い替えるなら前後同時録画が望ましい。
 7年半の間にドラレコが記録した事故は2度。最初は信号待ちでの軽い追突で、2度目は追い抜かれた際のサイドミラー接触。いずれもドラレコ記録が使われることなく処理を終えていたが、やはり備えておきたかった。
 あれこれ探し、アマゾンで日本製の手頃なドラレコを見つけた。
イノワBasicsD 前後2カメラ ドライブレコーダー」¥3,380

 安価で日本製、前後同時録画と条件にピタリだったが、価格が3,500円以下だと500円の送料がかかる。電動草刈機のブレードを別注文することでクリアしたが、大きな問題が電源直結型であることだった。
 接続の容易なシガープラグ型もあるが、8,480円にハネ上がる。諸物価高騰に加え、車検や窓ガラス破損などの臨時支出が相次いでいて、費用は極力抑えたい。ネット情報ではDIYで設置している人が結構いる。経験はゼロだったが、自力でやろうと決意した。


 ハードルの高い電源接続は後回しにし、まずリアカメラの設置から始めた。
 垂直に近いリアガラス面には設置できず、リアワイパーの駆動部カバーにつけようとしたが、エンボス模様で両面テープが効かない。やむなく穴を開けて付属のビス2本で止めた。
 続けてフロントカメラを設置。既存のドラレコを外し、ガラス面をていねいに掃除。ブラケットが邪魔をしてガラス最上端にはつけられず、やむなくルームミラーの裏に設置した。

 古いドラレコに付属の専用工具を使い、リアカメラ用付属ケーブルは天井と壁内装材の隙間に、フロントカメラ用はフロントピラーの隙間に入れて隠す。移し替えも含め、過去に2度作業しているので、戸惑いはなかった。
 長すぎて余ったケーブルはスペースのある場所を探して順に押し込み、きれいに収まった。


 最後に難関の電源接続に取り掛かる。電源はヒューズから取り出すが、作業の邪魔になるカバー類をいったん外す。

 対象車のスズキワゴンR_5MTの場合、ヒューズは助手席足元のドア横に隠れていて、足元カバーとグローブボックスの両方を外さないと作業は不可能だった。グローブボックスの外し方がわからず、試すうちに右側面を内側にへこませると偶然外れた。
YouTubeでも詳しく解説されていた


 見やすくなったヒューズの蓋を外す。蓋にはヒューズの一覧が記されていて、使うのはエンジンスイッチのACCと連動している14番の「ACC2・15A」(アクセサリーソケット)である。(取説にも同じ説明図が記載)
 以降の作業はエンジンを止めてキーを抜き、車のバッテリー端子は外さずに続けた。


 対象のACC電源ヒューズを情報に習ってラジオペンチで引き抜いたが、異様に硬い。何度か繰り返してようやく抜けたが、プラカバーの一部が欠けてしまった。
 ケーブル付きヒューズを新たに買うことも考えたが、まずは現状のヒューズにドラレコの付属ケーブル(赤)をハンダ付けしてみることにする。苦手なハンダ付けだったが、2度目で成功。


 情報ではヒューズの電源側にコードをつなぐことになっていて、検電ドライバーが必要だった。しかし、持っていない。やむなく同型のワゴンRで成功している方の作業写真を参考に、ケーブルを下側にして接続した。

 ところが無理な引き抜きと流れたハンダのせいで、ヒューズが完全に装着できない。ダメなら買い直すと割り切り、最後に付属のアースケーブル(黒)を近くのボルトに接続。ボルトはボディに直接つながっていることを、事前に磁石で確かめた。


 すべての作業が終わり、ようやく試運転にこぎつけた。祈る気持ちでキーをACCに入れると、一発でドラレコが起動して胸をなでおろす。前後カメラにも異常はなく、ただちに日付時刻を設定し、SDカードをフォーマットした。

 失敗を恐れて外したままだったカバー類を元に戻し、全作業終了。ケーブルが邪魔をするため、ヒューズの蓋はしていない。


 今後ヒューズ部の接触不良が起きる可能性はゼロではないが、いまのところ正常に録画されている。
 初めての作業で試行錯誤しつつ延べ3日を要したが、出張取付けを外注すると費用は1.5〜2万円が相場らしい。諸物価高騰の折、何とか自力でやり遂げたことを喜びたい。

(※対象車によって工程が異なります。試みる方は各自の責任でお願いします)