新年度3度目となる地区図書館〜本修繕ボランティア活動日。
前日の路上イベントから2日続けての午前中活動となり、朝の苦手な身には正直辛い。だが、休日の都合で5月の活動日はこの日のみ。万難を排して参加した。
前日のライブ参加で腰にやや違和感を覚え、久しぶりに腰コルセットを装着する。9時25分に図書室に到着し、10時までに新旧交えた7人のフルメンバーがそろった。
1ヶ月前に自分がやった補修本をまず確認。複雑なページ外れを含み、対象3冊のいずれにも問題はなかった。
修理対象棚から新たな本を見繕う。1冊目はページの一部が外れた分厚い科学図鑑。不慣れな新メンバーの負荷を考慮し、作業が難しそうな本をあえて選んだ。
係員のAさんは新人の指導に忙しく、これまでの経験を踏まえて、自分の判断で進める。
方針としてはバラバラのページをそろえて仮止めし、背の部分でボンド固定すること。ところがテープで補修されたページの一部がずれてしまい、そのままではページがそろわない。古いテープを剥離液ではがすのに大変な手間を要した。
ようやく終わってボンドを塗り、大型木製クリップで固定したが、もしかすると切り込みを入れてタコ糸とボンドで補強するか、寒冷紗で補強する必要があったかもしれない。結果は乾燥後の次回に判明する。
1冊目が終わりかけたころ、新メンバーを指導していたAさんから声がかかり、作業が新人には難しいので、私に代行して欲しいという。
対象は小型の絵本で、ページの大半がバラバラ状態。たったいまやったばかりの本と同じ症状だった。
受け継いでただちに作業。こちらもページの多くがテープで補修されていて、それを剥がす作業に多大な時間を割いた。テープでの補修は簡単だが、あくまで応急処置の延長。根本的な解決にはならない。
1冊目と違ってページの大半が外れているため、ページをそろえてクリップで仮固定したのち、背に残ったノコの刻みを利用し、タコ糸とボンドを溝に入れてまず補強した。
その後、細く切った寒冷紗を背の部分に接着。終了時刻が迫ってボンドが乾くまでは待てず、クリップで仮固定して終了。表紙への接着は次回に持越しとなった。
気力体力の問題もあって、この日手掛けたのは2冊のみ。いずれも次回に継続となりそうで、いまひとつスッキリしない活動日だった。