長く使っているカシオ製アラームの液晶がこのところ薄くなり、ときに完全に消えてしまう。表面をこすって押しつけると一時的に復活するが、すぐに元通り。
ネット情報によれば、液晶パネルの寿命は約8年(7万時間)とある。保存してある取説を読むと、購入は1996年。以降29年間休まずに使っているから、すでに寿命の3.6倍を超える。よくぞ働いてくれた。
妻が使う同じカシオ製アラームはもっと古く、35年間使っている。昨年ケーブル外れを起こしたが、自力補修して、その後は問題ない。これほど長持ちするのは、メーカーの信頼性が高い証し。
過去のブログ記事によれば、2012年と2016年に接点不良を起こし、いずれも自力補修している。液晶パネルの寿命では、さすがに補修は無理とあきらめ、代替え品を見繕うと同じカシオ製アラームが2千円弱。
思わずポチりそうになったが、(もしや…)と思い立って乾電池を取り出し、テスターで電圧を測ってみた。
すると、1.0Vという極端に低い数値。この電圧では音響機器はもちろん、低電圧にも耐えるマウスでさえ動かない。
電池に記入の使用開始日を見ると、2019年1月の表示。(乾電池には使用開始年月を記入する習慣)すでに丸6年が経過していて、こちらは完全に寿命。新品に交換すると、液晶はあっさり復活した。
液晶にばかり気をとられていたが、原因は乾電池の寿命にあったという結論。電池交換せずに丸6年動くアラームもすごいが。