2025年2月12日水曜日

今年も床下に打ち水

 冬が終わりに近づくに従い、数日前から室内湿度が50%を切り始めた。暖房開始当初は室内に溜まっていた湿気が放出されるから、湿度50%以上をキープしていたが、それが限界に達するのが1月あたり。
 今年は1月の平均気温が平年値を上回り、給気口から室内に入る外気の湿度も上がったせいか、50%を切り始めるのが例年よりも遅い。


 湿度50%以下はウィルスが蔓延する危険領域だった。これまで加湿器を使わずに湿度を上げる手段を試行錯誤してきたが、たどり着いたのが、床下土間コンクリートへの打ち水。

 暖房パネルヒータはすべて床下に設置し、暖気を下から上方へと送って換気も同時に行う「パッシブ換気システム」を新築当初から採用している。
 家中で最も暖かいのが床下で、ここに直接水をまき、暖房パネルヒータの熱で蒸発させて、下から上へと強制加湿させる仕組みだった。


 2018年2月からテストし、なかなか具合がいいので、以降もっぱらこの手法で加湿している。
 水は風呂の残り水を利用し、動力や設備は一切使わない。維持費ほぼゼロのエコロジーなシステムだった。
 午前中に3L、夕方に3L程度をまいてやれば、室内湿度50%以上をキープできることが過去の経験からわかっている。床下が開放的構造で床下暖房を採用していることが必須条件だが、シンプルな暮らしには向いている。