2024年8月11日日曜日

2年ぶりに家族BBQ

 久しぶりに家族BBQをやった。夫婦だけでBBQをやることはなく、私が内臓系のガンを続けて患ってからは、長男一家との会食も食事制限のない寿司が中心となり、孫娘がBBQに関心が薄いこともあって、やる機会はなくなった。
 やるのはBBQ好きの次男が帰省し、長男一家とのスケジュールが合ったときに限られ、つまりはGWかお盆休暇の限定イベントである。
 昨年のお盆休暇は長男一家のキャンプと次男の帰省とがぶつかり、あわただしい寿司食事会だけで終わった。今年のGWは父の十七回忌があり、BBQは好ましくないと判断。同じく寿司による会食(お斎)で済ませた。


 調べてみると、家族BBQは2年前の夏以来。間隔が空きすぎたせいで、何をどう準備すべきか忘れてしまい、当時のブログや写真をもとに検証する。
 当日の天気は絶好のBBQ日和。11時に次男の車で長男一家を迎えに行ってもらい、帰路にトライアルに寄って食材を調達するという定番コース。待つ間に妻は食材の準備をし、私はウッドデッキのセッティングに励んだ。

 今年はウッドデッキ床に台所用の布マット2枚を敷き詰め、居間からサンダルに履き替える煩わしさをなくした。
 日射対策として西側と南側には大型のシートを全面に張り、南側の壁際一部だけを開けて、風の通り道を作る。上部は全面に遮光ネットが張ってあり、陽射しを遮りつつも煙の通気には問題がない。


 前回は炭起こしを次男にまかせて苦戦したと記録にあり、今回は私が着火用の廃材を慎重に組み立て、炭をバランスよく置いて準備。12時半に長男一家が到着し、12時40分に点火した。

 空気の通り道を考慮した組み立てが効いて、20分ほどで完全着火に成功。13時10分くらいから食材を焼き始めた。
 前夜に妻と次男が下ごしらえした鶏串をまず並べ、フランクフルトや豚肉、野菜を周辺に置く。定番食材だったツクネ串は、私以外に誰も食べないことがわかって、今回は外れた。


 次男が持ってきたゲームに夢中の孫娘は、BBQそのものに全く関心を示さず、乾杯のときにも姿を見せない。結局大人たちだけで食材は食べ終えた。
 齢と共に好き嫌いが激しくなり、まともな食事は学校の給食のみという状況らしい。親も頭を抱えている様子だった。

 15時くらいに終わって撤収。椅子やテーブル、床や壁のシート類など、かなり時間がかかる。
 オヤツの時間になると孫娘も2階から降りてきて、次男の持ってきたゼリー、私が前夜作ったラズベリーアイスなどを次々と食べる。三度の食事をきちんと食べないエネルギー不足分を、自分の好きなオヤツ類で補っているようだった。
 親ではないので余計な口出しはできないが、いずれ大きな弊害にぶちあたるかもしれない。


 暑い中、いろいろ動き回って疲れてしまい、私と妻は場所を奪い合うように2階で仮眠をとった。
 起きると妻が台所で次男が持ってきたそうめんを茹でている。いつもとは違う高級品らしい。かなりの量があって食べきれないほど。麺類が苦手なはずの孫娘も、珍しく少しだけ食べた。

 あたりが程よく暗くなり始め、BBQを片づけ終えたウッドデッキに出て花火を始めた。風はなかったがヤブ蚊が多く、急きょ蚊取り線香を焚く。段取りだけ整えて、私は台所で洗い物を片づけた。
 19時半くらいに長男一家はバスで帰ることになり、お開きとなる。いずれ大人たちだけのBBQになるのも時間の問題、そんな寂しい予感のした家族イベントだった。