6年前にワークマンで防寒長靴を買った。1,580円と安価な割に長持ちし、昨春に複数の穴が開いて自転車用パンク修理具で補修した。
1年延命できれば充分と考え、その通り1年経って貼ったゴムパッチがはがれてきた。
元はとっているため、いよいよ廃棄?と覚悟した。しかし不思議なことに底はすり減ってなく、この冬は一度も転ばずに済んでいる。
亀裂(穴)は昨年の4ヶ所から7ヶ所に増えているが、修理すればさらなる延命が可能かも?と考え直した。
実はパンク修理用の大判パッチゴムをヨドバシ通販で見つけ、購入済み。缶の底に固まっていたゴム糊にはシンナーを加えて復活させてあり、準備は整っている。
・サギサカ大判パッチゴム 285×75mm/397円
1)古いパッチゴムをはがし、鬼目ヤスリで穴の周辺を均す。
2)亀裂が隠れる大きさにパッチゴムを切り、外周部の断面を斜めにカットする。(はがれにくくする措置)
3)ゴム糊を小指ですくって、亀裂を中心にパッチゴムより大きめに薄く塗る。(厚塗りは不可)
4)ゴム糊が乾いたらパッチゴムを貼り、当て木などを下に入れて、ハンマーで強く叩く。
基本的には自転車のパンク修理と同じ要領で、鬼目ヤスリがなければ紙ヤスリでも代用可能。4)の工程を省くと、パッチゴムがはがれやすくなる。
小学生のころ、亡き父に教わった方法で、鬼目ヤスリも父の使っていた「形見」である。
パンク修理を外注した記憶はほとんどなく、長男にも同じ手順を中学生のころに伝授した。昨年買ったパッチゴムは長男にも一部を分けてあげた。
孫息子はいないが、もし孫娘がパンク修理をやるようになれば、技術の受け渡しが4代続くことになる。可能性は低いが、決してゼロではない。