2022年3月23日水曜日

母の三回忌

 母の三回忌を無事に終えた。参列する長男夫婦の都合で命日より2日早めたが、遅くなるよりはよい気もする。
 14時に長男一家をマンションまで車で迎えに行く。14時40分に自宅到着。場の設営は前日までに終えていて、ただちに仏壇を置いてある2階の一隅で法要を始める。


 落ち着かないコロナ禍と、豪雪で来客駐車場が確保不可能という事情もあって、今回は初七日法要や四十九日法要に準じ、お坊さんは招かずに高僧のCD音源を使って執り行った。姉からの供花を始め、供え菓子、果物などは一周忌と変わらない。
 お経は浄土真宗の代表的な「正信偈」を流す。15分強かかるが、孫娘は自ら求めた小さな数珠を握りしめ、最後まで神妙に合掌していた。


 15時過ぎに終了し、簡単に挨拶して1階に移動。珈琲とケーキで茶話会とする。
 コロナのまんぼう措置延長などあって、今年は定例のひな祭家族会もやれずじまい。長男一家が集まるのは3ヶ月ぶりだったが、孫娘が一段と成長していて驚いた。


 16時半に予約しておいた、はま寿司のテイクアウトを取りに行く。最近すっかり回転寿司にハマっているという孫娘もついてきた。

 18時から夕食会を始める。法要の延長なので乾杯はせず、黙食に徹する。妻が初めて作ったスペインオムレツが大好評だった。
 来年小学生になる孫娘のランドセルや七五三をいつやるかなどの話で盛り上がり、終了は21時近く。帰り際に孫娘から「元気で暮らしてね」などと大人びた声をかけられ、妻は目をパチクリさせていた。


 三回忌という大きな節目を無事に終え、父の分も含めて法事はしばらくない。実家売却に伴う確定申告や納税も先月から今月にかけて済ませ、両親の死に伴う諸々の手続きはすべて終わった。
 この十数年、漠然と心中にあった責務としがらみから文字通り解放され、今後は自分たち夫婦の健康と暮らし方を中心に据えて生きていきたいと考えている。