2024年4月23日火曜日

蕎麦すのこを自作

 好物で身体にもよい蕎麦を、週に1〜2回は昼食で食べる。美味しいのは故郷の幌加内町産だが、高価で年末くらいしか食べない。
 普段はもっぱらスナオシの乾蕎麦。そば粉配合率25%で風味があり、トライアルなら100g入り袋が79円で買える。

 冷蕎麦はずっと竹製のザルに盛って食べてきた。水切れがよく、独特の風情がある。傷みやすいという欠点があり、持って2年ほどか。以前は100均で入手できたが、最近は売っていない。


 複数で食べる際の27cm中ザルはヨドバシ通販で買ったが、一人用の24cm小ザルは300円ほどする。
 いろいろ考えて、22cmのカレー皿(moz製)の底に蕎麦すのこを敷き、蕎麦皿として使うことを思いついた。すのこなら100均でまだ買えるはずだった。

 さっそくダイソーで探すと、円形の蕎麦すのこは売ってなく、あるのは21✕24cmの竹製すし巻。用途は異なるが、ザルよりも竹が太くて長持ちするのは確実。自分で円形に改造することにした。


 他製品を参考にして、直径17cmの円形にカットする。型取りは同じ直径の皿でやった。竹の切断は金属用のボルトクリッパを使うときれいにやれる。
 問題は縦方向の端部で、結ぶ糸を3本確保すると、どうしても半月型の欠損ができてしまう。
 結果として縦方向の寸法は13.5cm。売っている品だと、ここを幅広の薄い竹でつないでいるが、持ち合わせがない。


 ひとまず完成して使ってみたが、下端が皿からわずかに浮いて、水切れは問題ない。ただ、やはり欠損部の空間が気になり、盛りつけに気を使う。
 不要になった竹と糸は捨てずに保存してあり、結ぶ糸を2本に減らしても竹の脱落がなければ、欠損部に追加するかもしれない。

2024年4月21日日曜日

手首サポーター

 まだまだ寒い日が続き、朝晩の暖房は欠かせない。秋までしまっておくつもりでいた妻の電気毛布、結局使い始めている。買って正解だったということ。

 札幌で桜の開花宣言が出たと聞くが、北端に位置する我が家周辺のツボミはまだ固いまま。それでも黄色のレンギョウの花は律儀に春の訪れを知らせてくれる。

 冬の間に傷んだ枝を中心に、庭の紫陽花やラズベリー、ミントなどの剪定に励んでいる。芽が出るか出ないかの状態が剪定しやすい。

 家庭菜園の細ネギは順調に芽吹き、すでに食卓を賑わしている。数年前のエゾヤチネズミの食害に懲りて、東と西の2ヶ所に株を分けて育てているが、日照条件がよいせいか、西側の育ちがよい。
 そこで東側の株の一部を西側に移すことにした。ウッドデッキから近く、麺類の薬味にするには絶好の位置。しばらく太ネギを買う必要がなくなり、物価高に苦しむ家計をしばし助けてくれそう。


 冬の雪かきから解放され、マットレスをスプリング式に買い替えたこともあって腰痛再発の気配はないが、今度はタイヤ交換や園芸系DIYのやり過ぎか、左手首の傷みが消えなくなった。
 湿布を貼ったりメタシンパス(筋肉痛緩和剤)を塗るなどしたが、一向に改善しない。テーピングなどで固定するとよいと知り、100均Seriaに行って手首用のサポーターを買ってきた。


 幅75✕長320で、端部にマジックテープがついている伸縮性のある素材。巻きつけて止めるだけで装着は簡単。長さに余裕があり、手首以外でも使えそう。

 さっそく使ってみたが、私のように細い手首でも固く締めつけられる。患部に小さく切った湿布薬も貼って巻いたせいか、かなりの効果を感じる。ビリビリする痛みは消えた。
(血行不良の恐れがあり、就寝時は外すのが無難のよう)
 加齢と共に、これまで問題なかった作業でも、妙な部分に痛みが走るようになった。ストレッチや補助具を使うなど、上手につきあっていくしかなさそうだ。

2024年4月16日火曜日

慎重にタイヤ交換

 車検や本修繕ボラと重なって、のびのびになっていた冬タイヤの交換をようやく実施した。
 昼食後の午後から作業を始める。眠くなる時間帯だが、やるべきことが始まると不思議に気持ちはシャッキリする。

 春はタイヤローテーションを更新する時期で、タイヤの内側に記した番号をマイナス1して交換する。
 交換の不手際でしばしば死亡事故が起きているため、いつものようにジャッキの転倒を想定し、車の下にタイヤを置いて慎重に作業。


 ボルト締めは、昨秋買ったトルクレンチを使い、取説に従った数値で締め付ける。ところが肝心のトルクレンチをどこにしまったか忘れてしまい、探し出すのに15分もかかった。
 盗難を恐れて目立たない場所に収納したが、これではまるでエサを隠して忘れてしまうリス並みではないか。
 作業自体はまずまずのペースで進み、1時間弱で交換を終えた。その後汚れた冬タイヤを水洗いし、タイヤ溝に詰まった小石をていねいに除去し、乾燥させてから収納した。
 3年前の購入時に施した冬タイヤリムの防錆塗料は状態が良好で、サビは皆無。状況によっては再塗装する気でいたが、まだ必要ない。


 最後に車に付属のコンプレッサでタイヤ圧を調整する。電源はシガーソケットからとるが、昨秋の作業時にバッテリを上げてしまい、ロードサービスを呼ぶなどして、ちょっとした騒動になった。
 同じ轍を踏まぬよう、まずエンジンを始動させてから作業開始。タイヤを片づける際に右手薬指を突き指してしまったが、ワイパーも夏用に交換し、とりあえず全作業を無事に終えた。
 タイヤ交換後は100km走行をめどにボルトの増し締めをする必要がある。距離計のひとつをリセットして備えた。

 Uターン帰省してから42年経つが、これまで一度もタイヤ交換を外注したことがない。交換時にタイヤ洗浄や空気圧調整までやってくれるのだろうか?
 物置からタイヤを積んだり収めたりするのも、結構な腰の負担になりそうだ。車を運転している間は、自力での交換を極力続けたいと考えている。

2024年4月15日月曜日

本修繕スキルの幅

 新年度最初の本修繕ボランティア活動の日。朝から初夏を思わせる陽気で、札幌アメダスでは26.1度の夏日を記録した。 
 9時10分に地区センター図書館に到着。このところ早い時間からの作業が続いている。

 年度始めということもあって、参加は7名と多い。1ヶ月ぶりの活動で、作業対象となる本は棚に山積み。前年度からの持ち越し作業本が3冊あるはずだったが、調べてみると1冊は棚から消えている。
 本文が表紙から脱落した絵本で、接着は終えていたが、見返しと表紙の隙間調整が残っていた。係員に確かめると、はっきりしないが、おそらく接着剤の硬化が完全で、調整の必要なしと判断したのだろうとのこと。


 残っていた2冊の持ち越し本のうち、同様に本文が表紙から脱落して寒冷紗で補修し、見返しと表紙の隙間処理が残っていた絵本を修復。
 見返しの色がほぼ同じ色画用紙を見つけ、幅30で2枚切り、接着剤固定して終了。

 続けて本体の背の部分が数か所ではがれていた厚い乗り物図鑑の修復を継続する。
 本文の補修は終え、背に貼った寒冷紗は完全に乾いていたが、同じく寒冷紗で補強した表紙をあててみると、なぜかぴったり収まらない。本文のうち、背の部分だけが2ミリほど膨らんでいる。
 本文は木製クリップで頑丈に固定したが、間に使った接着剤が微妙に膨らんでページを厚くしてしまったようだ。

本文の背を表紙から箱状に浮かす措置

 以前にも厚い本の修復で似たことがあり、表紙カバーの位置をずらして調整した。しかし今回は表紙が厚紙状の一体型でカバーがなく、調整は不可能。
 係員と長い協議のすえ、表紙の表側だけをぴったり合わせ、裏側はずれたままで収めることに最終決定した。

 問題がもうひとつあり、本文の背を表紙と接着させないこと。分厚い本は閲覧を考えて、本文を背から箱状に浮かせて収める必要がある。
 他の本を参照しつつ、補強した寒冷紗の一部だけを表紙に固定するなど、かなり苦労して条件通りに収めた。


 最後に新規の補修を手掛ける。糸綴じされた絵本の本文が、表紙から完全に脱落している。
 最近よくある補修の典型だったが、綴じ糸が切れて本文の折丁がバラバラ状態だ。しかも外側の1枚が見返しを兼ねていて、表紙に糊付けされている。
 この見返しをはがして全体の糸を綴じ直すのが正しい補修方向で、本文だけ綴じ直して表紙に接着しても、すぐにまた脱落するだろう。

 表紙にべったり糊付けされた見返しをはがすのは至難の業で、困り果てて係員の意見を求めると、見返しの片側を部分的にカッターで切り、糸綴じ作業分だけをはがすとやれるのでは?とのこと。
 まさに目からウロコのアイデアで、これならはがし作業も糊付け作業も最小限で済む。


 切っても閲覧には支障がない表側の見返しを3センチ幅でカット。スクレイパーで表紙からはがして、本文の折丁と共にタコ糸で頑丈に返し縫い。作業には布団針と千枚通し、プライヤーを使った。
 想像以上にうまく仕上がり、はがした見返し部分を綴じ糸と共に接着剤で固定して終了。

 この日は他に簡単なページはがれの本補修もやり、計4冊を手掛けた。終了時刻は13時で作業時間は4時間近く。疲れたが、初めてやった作業も2つあって、スキルの幅がまた広がった。

2024年4月13日土曜日

根詰まりパキラ

 2階ホールのカウンターテーブル上に置いてあるパキラが、長い冬の間にすっかり元気がなくなった。葉の色が薄くなり、黄ばみも目立つ。弱った葉を剪定するなどしたが、一向に回復しない。
 症状からして、葉に対して鉢が小さくなり、根詰まりを起こしている可能性が高かった。

 過去のブログ記事を調べ、2020年に徒長した枝から挿し芽で増やした株であることを知る。当時はか細かった芽が、適度な日当たりと通風の条件がよかったのか、この4年ですっかり成長した。

4年前、植え替え直後のパキラ

 日中の気温が10度を超え始め、雪もすでに消えた。鉢替えの時期到来である。
 物置にある鉢を見繕い、一回り大きい鉢を選択。底に火山礫を並べてから、花の土に通気用の赤玉土を混ぜて準備する。

鉢に対して葉が大きくなり過ぎた

 古い鉢からパキラを抜き取ってみると、予想通り鉢が小さくて行き場のない根が絡みあい、一部は腐り始めている。ハサミで悪い部分を切り捨て、新しい鉢に移動。弱っている葉をさらに切り落とす。

 周囲を土で固め、水をたっぷり与えて終了。順調ならじょじょに蘇るはずだが、状況次第では、さらなる葉の剪定をやるかもしれない。

鉢替え終了

2024年4月12日金曜日

現状維持の灯油消費

  今冬最後の灯油を給油した。給油量は279.2Lで、前年同時期より17.8L(6.8%)増えた。日平均灯油消費量が4.90L/日で、こちらも0.39L/日(8.6%)の増加。
 上旬に真冬日が続き、3月の平均気温が珍しくマイナスになるなど、寒さ厳しい春だったのが増加の理由。
 灯油単価は先月と同じ104.5円で、支払額は29,176円。相変わらずの高値安定傾向だ。過去4年のデータは以下の通り。
(直近の石狩アメダス値を参照)

・2021.3:4.82L/日
 月平均気温1.8度、真冬日3日、日照時間163.0h
 年間灯油消費量 1187.3L
・2022.3:
4.82L/日
 月平均気温0.8度、真冬日0日、日照時間138.6h
 年間灯油消費量 1137.4L
・2023.3:4.51L/日
 月平均気温2.6度、真冬日0日、日照時間177.6h
 年間灯油消費量 1107.8L
・2024.3:4.90L/日→今回
 月平均気温−0.9度、真冬日4日、日照時間161.2h
 年間灯油消費量 1109.9L


 例年この時期に締める
年間灯油消費量は1109.9Lで、昨年とほぼ同じ数値。ここ4年と比べても少ないほうで、まずまず健闘している。
灯油消費量には給湯分を含む)
 2021年実施の北海道家庭用エネルギー消費実態調査によると、
北海道の戸建住宅における年間平均灯油消費量は1540L我が家は平均の72%で、設計や暮らし方の工夫が効いている。

 年間灯油代は115,218円で、昨年の111,014円から4,208円の増。円安などの国際情勢が変わらない限り、今後も厳しい状況は続く。
 昨年実施した玄関ドアと窓の気密補修の効果は期待したほど明確ではなく、やや拍子抜け。可もなく不可もない、現状維持の灯油消費傾向だったということか。

2024年4月11日木曜日

風土にこだわった店

 テレビのクイズで当たったすし券を期限内に使うべく、先月下旬に妻と出かけて肩すかしを食った近隣の石狩市にある寿司店に再び出かけた。
 前回はランチ営業が貸し切りという予期せぬ事態。それにこりて今回は出かける前に電話し、通常営業であることを確かめた。

 前回同様に13時過ぎに到着。先客は2人だけで、店は空いている。


 私は平日限定のサービスランチ「石狩鮭醤油ラーメン(鮭バッテラ寿司2個付き)」960円を、あくまで純粋な寿司が好みの妻は握りの「梅」1,540円を注文した。
 ランチ営業の最終オーダーは14時だったが、客が少ないせいで火を落としてしまったのか、料理が届くまで30分近くもかかった。


 梅コースでも、普段の回転寿司2人分の価格。本格寿司に妻は満足していた。
 私の食べたラーメンは下処理をした鮭の薄切りが焼豚代りに載っていて、他の具材はレタスにモヤシ、シナチクにネギ、そして海苔という変わった構成。鮭バッテラ寿司も含め、これまで食べたことのない珍しい味だった。

 店は「松重豊の孤独のグルメ」の舞台としてテレビにも登場したらしく、同じメニューも食べられる。「石狩」という風土にこだわった店である。
 会計はピッタリ2,500円。計算したようにすし券5枚ちょうどに収まった。ラーメンにもすし券を使えることは事前に確認済み。
 今回で貰ったすし券をようやく半分使った。もう少し楽しめる。