8月2度目の地区図書館〜本修繕ボランティア活動日である。
実は昨日は区内の市民広場で自由参加型路上イベントが開催されるはずだったが、予定時間にねらったような雨で中止。2日続きのイベントは気力体力面で厳しい…、と時間を遅らせるつもりでいたが、予定通り9時半には参加できた。
メンバーは6名。2週間前に作業したばかりで、修理対象本は少なめ。
前回補修を終えた本のチェックから始める。対象4冊のうち、ページ外れを補修した文庫本と絵本の一部に、接着の甘い箇所を発見。係員の判断をあおぎ、2冊が再補修となる。
横で作業していた同年代男性のHさんが、開始後1時間弱で道具をまとめて帰ってしまった。作業時間はフレックスで各自の都合に任されているが、それにしても早い。
聞けば長引く酷暑と他のパート勤務が多忙なせいで、このところ体調が芳しくないという。夜も熟睡できず、本人は「夏バテ」と言っていたが、無理はできない感じだった。
札幌の真夏日が一昨日で32日に達し、1876年からの統計開始上最多を記録したとか。暑さはまだ続きそうで、ボランティアもほどほどにしておかないと、身体がまいってしまう。
気を取り直し、新しい本の修復を始める。過去に修復を繰り返した痕跡のある絵本のページが大きく脱落していて、根本的な修理が必要だった。係員と相談のすえ、本文のページを表紙からすべて外し、余分なテープ類をはがして整え、糸で綴じ直すことに決まった。
過去に同様の作業を何度かやっていて、ページが開きにくくなる欠点はあるにしても、ページが外れるリスクが最も少ない安全確実な方法である。
整えたページをWクリップで仮止めし、千枚通しで端部から3ミリ離れた箇所に30ミリ間隔の穴を開ける。布団針にタコ糸を通し、返し縫いでページを止め、結んだ糸の端部はボンド固定した。
30ミリ幅の寒冷紗を背の部分にボンドで止め、表紙への固定は乾燥後の次回持越しとなった。再補修も含め、この日は3冊だけで作業終了。無理は禁物だ。