2026年8月16日日曜日

少人数でも楽しい

 先月に続き、区内市民広場での路上イベントに参加。
 イベント自体は今季4度目だったが、私の参加は2度目。前回は雨のせいもあってか7組という少ない参加数で、お盆と暑さが重なる今回も同じ傾向になる予感がした。


 2023年10月から参加し始めたこのイベント、以降年に4〜5回ペースで参加しているが、実は8月には一度も出ていない。理由は暑くて体力を消耗するからで、今回も不参加のつもりでいた。

 ところが運営スタッフの一人が長期入院中で、しばらく参加のメドが立たないという。今年初めて参加した前回、常連の一人として参加協力を求められた。
 暑いのは苦手でも、縛りがほとんどない自由で貴重な場の自然消滅は避けたい。他のボランティア活動を調整し、可能な限り協力することに決めた。


 いつも通り10時半過ぎに車で出発。11時に会場に着くと、2名のスタッフが会場設営の真っ最中だった。そのステージがいつもの北側ではなく、路面電車のある西側。
 聞けば今季2度目のイベントで、音を真正面で受ける南側の住民から騒音の苦情が出たという。そこで商店が並んで苦情の出づらい東に向かって歌う位置にステージを移動したようだ。

 さらには、音響設備も一回り小さいセットに変更になっていた。路上イベントでの騒音問題はつきもの。私も過去に何度か悩まされた。自由なイベントでも、周囲への配慮は欠かせない。


 音響機材が変わったせいで代表のMさんがマイク一式を忘れ、取りに戻るというハプニングなどあり、締切りが普段より遅れたが、11時45分までに6組がエントリー。1組の持ち時間を増やせば、何とかやれる人数である。

 時間ちょうどの12時に開始。参加の内訳は、楽器演奏が3組、ギター弾き語りが3組(1組がBGM併用)。女性は3組だった。
 全参加者は10名で、そのうち女性が6名という多さ。これほど女性比の高いイベントは記憶にない。


 1番は代表Mさんによるサキソフォン演奏。冒頭の挨拶で「今回は人数が少ないので、みなさん好きなだけ演じてください」とあったが、なぜかいつもと変わらぬ3曲で終えてしまう。
「最近は練習不足で、顎が3曲で限界です」とのコメント。ギター弾き語りなら喉か左手が疲れるが、楽器によって疲れる部位が変わることを知る。

 2番は前回に引き続き、今回も私。ボーカルを伴う参加者としてはトップで、場の気分を作る大事なポジションとなり、やや責任が重い。しかし諸事情から、ここが定位置になりつつある。
 前回の反省から、いつもより多めの4曲を準備して臨んだ。12時15分からおよそ15分で以下の4曲を歌う。

 優しいあの子」(J-POP ロック系)
 恋はやさし野辺の花よ」(洋楽 クラシック系)
 恋する夏の日」(昭和歌謡 アイドル系)
 涙そうそう」(J-POP フォーク系)


 この日のテーマは早くから「夏」と決めていた。
 1曲目は2019年NHK朝ドラ「なつぞら」のテーマソング。2曲目は歌詞中に「夏の日のもとに〜」があり、3曲目は夏そのままの歌。
 4曲目は「川りみ」の歌であり、いまは空にいる大切な人を想う、お盆にはぴったりの歌詞。時間に余裕があるため、MCでそれぞれ趣旨を説明しつつ進めた。

 前日から喉が不調で、腰痛も含めて体調はよくない。腰にはコルセットを装着し、3日前からハチミツ生姜湯とのど飴で調整したが、高音部のかすれが収まらない。直前の漢方薬も効果がなく、安定する音程を探りながらの難しい歌唱となった。
 新しいステージ位置と音響は、背面に路面電車があるせいで音の返りがよく、非常に歌いやすい。電車横にある樹木が程よい木陰を作ってくれ、真夏日に迫る暑さの問題もなかった。
 ごまかしつつも最低限の役目は果たし、ステージを降りる。心身の衰えを痛感。


 その後、「ノコギリ&鼻笛独奏」「ギター弾き語りユニット」「鍵盤ハーモニカ重奏」「ギター弾き語り(BGM併用)」と多彩なパフォーマンスが続き、13時40分に全演奏が終わった。

 スタッフ2名と常連の私以外は、初参加が2組で3年ぶりの参加が1組。うち珍しいジャズを中心とした参加者が2組もいて、よいメリハリになっていた。
 演奏の合間や転換時間を利用して、互いの略歴や曲の感想を伝え合うなどし、少ない参加数ながらも、和気あいあいとした楽しい雰囲気を終始保つことができた。
 終了後も全員が機材の片づけに協力し、あっという間に終了。13時50分という早い時間に解散となる。
 参加者が誰一人帰ることなく最初から最後までイベントに立ち会い、通りすがりの市民も含めて、オーディエンスは15名前後で安定していた。たとえ少人数でも、やり方次第で楽しいイベントになれるのだ。