2025年4月18日金曜日

介護予防イベント再び

 先週に引き続き、「すこやか倶楽部」という札幌市介護予防事業イベントライブに出演した。
 依頼元や実施要領は先週と全く同じで、会場だけが変わる。事業の趣旨から、基本的に重複参加者はいない。

 先週は10時開始という難しいスケジュールだったが、今回は13時半開始という喉の調整がしやすい時間帯。13時に会場入りし、PA関連の設営と音出しのテストは問題なく終了。PAのボリュームは先週と同じ数値に設定した。
 出だしの集まりは悪く、会場は閑散としていたが、開始間際になって急増。参加者は全員が住所氏名を記帳し、マスク着用がルールである。(ライブ中の歌い手はマスク免除)


 その後も参加者は増え続け、開演までに50名を超えた。準備した椅子が足りなくなり、急きょ予備椅子が搬入された。
 時間ちょうどに開演し、係員の挨拶のあと、13時35分からライブ開始。休憩なしの1時間余で16曲を歌う。

《セレクトタイム》
「赤いスイトピー」「桃色吐息」「空港(二択)」「恋の町札幌」「荒城の月」「アメイジング・グレイス」「涙そうそう」

《リクエストタイム》(数字はリクエスト票数)
「なごり雪4」「ブルーライト・ヨコハマ4」「愛燦燦2」「サボテンの花3」「エーデルワイス2」「異邦人3」「つぐない5」「高校三年生4」〜「好きですサッポロ(アンコール)」


 歌い始めてからも会場を訪れる方が数名いて、最終的には60名近い集客となった。(今回も男性は2〜3名で女性が圧倒)この地区センターでは過去に14度歌っていて、名が知られているという背景もあったかもしれない。
 聴き手が多い割に場は静ひつだったが、曲紹介だけで会場が沸いたのは先週と異なる反応。

 調整のかいあって、喉の調子はまずまずだった。先週問題があったギターピッキングも無難にこなしたが、2曲で歌詞を一瞬見失ったのが反省点。おそらくは聴き手が多いことによる集中力の欠如で、「すべてよし」とは、なかなかならない。
 前半の構成は先週とガラリ変え、前会場のリクエストに応じた内容とした。曲紹介だけで会場が沸いた理由は、おそらくそこにある。
 後半のリクエストは昭和歌謡系がやや減って、フォーク系とJ-POP系が盛り返し、全体としてはいいバランスだった。
 予想を超える集客のせいか、音が場に吸収される感覚があり、数曲歌ったのちにPAのボリュームを少し上げた。

花束のプレゼンターと記念撮影

 時間通りに終えて、前回と同じく係員(女性2名)主導のアンコール。今回は完全な「お約束アンコール」で、準備していた「好きですサッポロ」を会場の手拍子で賑やかに歌う。

 終了後、「素敵な歌を贈ってくれたトムノさんに、こちらから感謝のお返しがあります」と、またしても係員からのサプライズ発言が飛び出す。これがなんと美しい花束だった。
 4月18日にちなんで、4番と18番の来場者にプレゼンターになってもらうという凝った趣向。この種のイベントで花束贈呈は稀なこと。完全ボランティアでの出演だったため、(もしや係員の自腹では…?)と心配になったが、野暮な推測というものか。
 いろいろあったが、10年前の出演依頼を2週に渡ってようやく果たすことができて、ホッとしている。