2025年2月27日木曜日

忘れた頃にギター

 4月から小3になる孫娘が、いきなりギターを弾きたいと言い始めた。事の起こりは先日やったバレンタイン家族会でのこと。待ち合わせの量販店に行くと、孫娘がギターケースを背負って待っている。自宅に着くなり、オヤツもそっちのけでギターを引っ張り出し、弾き方を教えてくれと言う。
 そもそも4年前にギターをプレゼントしたのは、他ならぬ私。当時はまだ4歳で、遊びにくると私のギターを弾きたがるので、(いずれ大きくなったら弾くようになるかも…)と期待し、大人用やオモチャではなく、本格的なヤマハのミニギターを買ってあげた。


 いつでも弾けるよう簡単なコードの押さえ方と譜面も準備し、ラミネート印刷してギターケースのポケットに入れた。
 その後、本人が望めばオンラインでの指導もするつもりでいたが、年齢的に少し早すぎたか、大きな動きがないままに時が経過。そのまま壁の飾りと化す気配もあり、それはそれでよいと思っていたが、最近になって急に自分から弾く気になったという。

 きっかけは最近になって孫娘が推している「すとぷり」という音楽グループ。ネットを中心に活動する6人組で、顔出しは一切せずにメンバーの顔はイラスト表示。人気はかなりのもので、2023年の紅白にも出ている。
 全く知識がなかったが、いかにもいまふうな音楽グループのようだ。ファン層は10代女性ということで、ギターを弾けるメンバーがいるらしく、孫娘が真似たいと思い始めた経緯もわからなくはない。
 私が20歳でギター弾き語りをやりたいと思い立った経緯が似たようなもので、岡林信康の歌にショックを受け、学寮の部屋にあったギターを握ったのが発端だった。誰かにあこがれて楽器を始めるのは、動機づけとしては確かでモノになりやすい。


 ケースから取り出したギターはほとんど弾いていないせいか、真新しい。まずはチューニングからで、ケースのポケットに入れておいたチューナーで調整。およそのやり方は教えた。
 続いてギターを弾く姿勢を教える。本人は座って弾きたがったが、経験的には立って弾くほうが声は出るし、姿勢も作りやすい。そのために赤い専用ストラップも買ってあった。座って弾くのはあとからでも簡単にやれる。
 長さを調整し、私が見本になって背負ってみせると、まずまずいい形になっている。

 いよいよ弾き方の指導だ。最初はストローク奏法が入りやすく、指よりはフラットピックを使うのが正解だった。
 まずはダウンストロークからで、お手本を見せて弾かせてみると、音は悪くない。ただちに簡易型のCとG7のコードを教える。5〜6弦を弾かずに残り4弦だけを弾く手抜き奏法だが、この2つを会得するだけで、簡単な曲が弾ける。
 最初にしては急ぎすぎるかもしれないが、どんな形でもまずは曲として弾き語りができるようになることが大事で、その満足感が次なるステップへのバネとなるのだ。
 4年前に作っておいた譜面のうち「カエルの合唱」をいきなりやらせた。左手の押さえ方が不完全で、音が重なってきれいに出ない。指先を立てて指紋の部分で弦を押さえるよう、徹底指導。何度も繰り返すうち、じょじょに音がクリアになってきた。
 歌いながらリズムに合わせて弾かせると、最後まで歌いきった。「クワクワ」という鳴き声の部分は手のひらで音を止めて弾く「ミュート奏法」を教えたが、こちらも簡単に会得。開始1時間ほどで、早くも1曲完成である。
 ギターを弾く姿勢とリズム感はなかなかのもので、そばで見ていた両親も急速な上達ぶりに驚いていた。

 その後、「ドレミの歌」を途中まで何度も練習し、「上手だね!」と褒めると、すっかりその気。
 目標は先にふれたすとぷりの「Strawberry Kiss」。コードを調べたら、そう難しくない。あくまで本人の努力と好奇心次第だが、資質は悪くなさそうなので、案外早くモノになるかもしれない。

2025年2月25日火曜日

排雪の町内会負担

 昨日からの2日間、町内会の排雪作業が実施され、家の前はすっきりと広くなった。

 作業は「パートナーシップ排雪制度」と呼ばれる札幌市の排雪支援制度で、費用の一部(30%程度)を地域町内会が負担することで、通常は市が行わない幅10M未満の狭い市道の排雪を実施する。
 今冬は12月の寒さが厳しかった割に、1月は一転して暖冬傾向。過去に一度だけあった「排雪作業なし」に該当するのでは?と期待したが、2月になって雪の日が急増し、結局は平年より多い積雪量に。



 この排雪制度は住民側の負担が大きく、利用するために町内会費が月額300円も上がったほど。ところが町内会未加入者も恩恵を受けてしまうという問題が以前からあった。
 町内会未加入者は年々増え続ける傾向にあり、不公平感は今後も増大する。

 そこで市は制度の廃止を含めて、目下検討中である。有力なのは排雪の範囲を狭くする代わりに、費用は全額市の負担とする案。
 今冬は間に合わなかったが、実現すれば2016年度から9年続いていた町内会の負担がゼロになり、町内会費が下がるのは確実。終わりなき諸物価高騰の折、わずかでも家計の負担が減るのはありがたいことだ。

2025年2月21日金曜日

指圧で腰痛軽減

 本修繕ボランティア仲間の同年代男性Hさんから、「確か腰痛でお困りでしたよね?」と、先日の活動日に問われた。
 Hさんは昨秋から長時間の立ち作業を強いられるパート業務を始めた。腰への負担が大きく、腰痛に悩まされているらしい。
 効果的な対策を模索するうち、最近になってネットで絶好の腰痛対策を見つけたという。

 それが湿布や寝具、ストレッチなどではなく、指圧。しかも患部は直接押さずに、手首周辺の「ツボ」を押すという意外なもの。

「養老」のツボを押す

 さっそくその場で教わってきたが、養老」と呼ばれる手首外側のポイントを親指で押す簡単なものだった。仕事を終えた直後にマッサージを施すと、腰痛がすっきり消える感覚があるとHさんは話す。
 Hさんの場合はおそらく急性の腰痛で、昨年末にギックリ腰を発症して以来、いまだに痛みを引きずってすっかり慢性化している私にも効くかは、やや疑問だった。

 帰宅後、ネットで「腰痛 指圧 ツボ」とAND検索し、詳しく調べてみた。すると多くの情報が見つかり、確かに効果があるらしい。
「養老」のツボは疲れ目や高血圧、認知症予防にも効くとか。さらに「ギックリ腰 指圧 ツボ」とAND検索をかけると、腰痛点(腰腿点)」と呼ばれるツボが手の甲に2つ存在することを知る。
 いずれも親指で5〜10秒間強めに押し、これを両側で計2〜3分繰り返す。毎日朝昼晩の3回続けると効果的、とある。

人差し指側の腰痛点(腰腿点)
小指側の腰痛点(腰腿点)

 半信半疑で5日間やってみたら、ジクジク続いていた慢性的な腰痛が大幅に軽減された。
 Hさんのように「すっきり改善」とはいかないが、車の運転直後に襲われるビリビリした痛みは消え、ずっと使っていた温湿布も不要に。

 発症直後のギックリ腰にも効果があるのかは不明。少なくとも慢性的腰痛の改善には効果的だ。場所や時間を問わず、思いついたらすぐやれて、何より費用が一切かからないのが嬉しい。

2025年2月19日水曜日

スコップに取手を追加

 明日から2月も下旬だが、市内の南西部で12時間で42cmという記録的な雪となった。自宅のある市内北東部の積雪はそれほどでもなく、10cm程度。つい先日まで市内でもトップクラスの積雪量だったが、南西部の豪雪にアッサリ抜かれた。

 実はまだ続きそうな雪に備え、数日前に除雪スコップの改良を試みた。柄の中間部に別の取手(ハンドル)を後づけしてやると、除雪時の腰への負担が軽減されるという。
 以前から知識はあったが、同年代の方がブログで評価していて、ギックリ腰を発症した直後でもあり、試したくなった。


 調べると、「楽々ハンドル」などという商品名でアマゾンでも売っている。ホームセンターでも手に入るようだ。
 値段は千円前後で、市販品は柄が金属でも木製でも使える利点はあるが、自分で作れそうな感じもした。

 市販品を参考に材料を見繕う。廃棄した除雪スコップのハンドル、丈夫なOSB合板、接合部には廃棄マイクスタンドから取り出したM5×L=60の取手付きネジを使うことにする。
 まず追加するハンドルに短い木片を差し込んでビス固定。既存のスコップの柄を両側から挟むようにOSB合板を加工し、ビスで組み立てる。端部に穴を開けて取手付きネジを通して締めつけた。
 割と簡単に出来上がって、さっそく試す。ところが柄の断面が丸いせいか、いくら固く締めても滑って動いてしまう。これでは使えない。



 最適な位置や長さはわかったので、改良を試みる。取手の上下調整はあきらめ、木製の柄に直接ビス固定することに。柄が割れてはいけないのでビスは3本限定。ビスの太さや長さも最小限にとどめた。

 再度試すと、まずまず使えた。楽なのは、雪をすくって高所に跳ね上げる作業。かき集めたり押したりする作業には、そう効果的でない。


 使うときだけ追加したハンドルを開き、収納時には畳んでおく。いまのところ加工した既存の柄に問題は起きていない。冬が終わるまで、しばしの様子見である。

2025年2月17日月曜日

破れページ補修に苦戦

 2月最後の地区センター図書館、本修繕ボランティア活動日である。やや遅れて9時40分に到着。参加メンバーは4人で、仕事の都合で休んでいたHさんも1月からは継続復帰している。

 前回活動から2週間後のせいか、修理対象棚の本は少なめ。ページ破れのタグがついた棚から適当に1冊取り出し、ページの一部が切れている単行本をボンドで補修した。
 透明ブックカバーを細く切って、破れた部分を貼り合わせるのが作業としては簡単だが、透明ブックカバーを安易に使わないという方針がある。破れた切り口に専用ボンドを薄くのせ、素早く突き合わせてあて紙をしつつ固まるのを待つ、というのが基本方針だ。

 技術的には難しいが、仕上がりとしてはこちらが勝る。ボンドを水で薄めずに作業すれば、ボンドの乾く時間が早まって、成功率は高まる。


 続けて本文に5〜6ヶ所の大きな破れがあり、セロテープで応急処置を施してある絵本の修理をする。
 図書室で修理をする場合、経年劣化ではがれやすく、変色しがちなセロテープ補修は禁じられている。おそらくは絵本の借り主が破ってしまい、自主的に補修をしたものと思われるが、変色と劣化が進んで状態は悪い。
「セロテープをはがして再補修」との付箋もついていて、難易度の高い作業だった。

 まず背からはがれかけた本文の一部をボンド固定したのち、セロテープ補修部分を専用ラベルはがし液とスクレイパーで慎重にはがしてゆく。本文に残ったテープ粘着部も同時に除去。
 破れて完全に脱落したページもあり、無理をすると印刷部分も一緒にはがれてしまう。過去にも似た補修はやったが、これほど破損が多いのは記憶にない。根気のいる作業が延々続いた。

応急処置のセロテープをはがす

 1時間以上もかけて、ようやくすべてはがし終える。続けて切り口に専用ボンドを塗り、破れ部分を順にくっつける。ボンドのはみ出しは濡らしたタオルで拭き取り、ボンドが乾くまで次のページには移れない。
 2時間かけてひとまず修理は終えた。係員のチェックを受け、場合によっては透明ブックカバーでさらなる補修を施すことになっていたが、状態は悪くないという判断。このまま様子をみることに決まる。

 スタートが遅れたこともあって、この日の作業は事実上この1冊のみ。ページ全体のとじ直しとは性質が異なるが、Aクラスの難しさだったことは間違いない。

2025年2月15日土曜日

バレンタイン家族会

 市内在住の長男一家が2ヶ月ぶりにやってきて、バレンタイン&お嫁さんの誕生会などの宴をまとめてやった。
 12月の忘年家族会と同じく、回転寿司テイクアウトを受け取るついでに、最寄りのスーパーで14時に待ち合わせ。自宅到着後、バレンタインのチョコ菓子やら、年末帰省のお土産などをいただく。
 こちらも六花亭の菓子缶に3種類のいちごチョコを詰め込んで準備。上には正月に渡せなかった孫娘用のお年玉(3千円)を手製ポチ袋に入れておいた。

 あれこれ盛り上がって、オヤツはいちごチョコに加えて、午前中に仕込んでおいたりんごケーキ。昨年作って好評で、ろうそく8本を立ててお誕生ケーキとした。
 今年は焼く時間が長すぎたか、少し固めだったかもしれない。


 この日、なぜか孫娘はギターケースを背負っていた。4年前に私がプレゼントしたものだが、年齢的に早すぎたのか、その後は放ったらかし状態。
(いったい何が…)と思っていたら、「ギターを覚えたい。じいじ、教えて?」と唐突に言う。
 状況が飲み込めなかったが、ひとまずチューナーを取り出してギターのチューニングを実施。以後、思いがけない展開となるが、これに関する子細は後日に。


 ギター遊びに続いて2階に上がった孫娘は、常設状態にしたばかりの電子ピアノを弾いたり、PAにつないだマイクを使って私の知らない曲を延々と歌い続けたり、はたまた1階に降りるとタブレットのお絵描きソフトとタッチペンで絵を描いたりと、自由奔放な行動。


 かと思えば、ふと居間の柱に目をやり、「しばらく身長、測ってないね」などと言う。日付けを調べると、前回から1年半近くが経過。さっそく三角定規で測ると前回から9cmも伸びて、132cmに達していた。
 8歳7ヶ月女子の平均身長が129cmだから、平均より3cm高い。好き嫌いが多い割には、順調な成長ぶりだ。

 学校の教科では音楽と図画工作が好きで、嫌いなのは道徳と明言する。私の幼少期とよく似た嗜好で、ちょっと嬉しくなった。


 夕食は回転寿司のテイクアウトに妻が鶏の唐揚げを作り、私が高野豆腐の煮物を追加で作った。寿司のメニューと数は昨年12月と全く同じにしたが、今回は孫娘が食欲旺盛で、1個も余らなかった。

 19時過ぎに最寄りの地下鉄駅まで車で送り届け、解散。家に戻って孫娘とお嫁さんが手作りしたというバレンタインのチョコムースを妻と美味しくいただく。あれこれ動き回って疲れたが、喜んでもらえた。

灯油消費が減った

 今冬3度目の灯油を給油した。給油量は241.3Lで、前年同時期の259.8Lに比べて18.5L、7.1%の減少。灯油単価は114.4円で、先月の110円から4.4円上がった。
 支払額は27,605円で、前年同時期から456円の上昇。給油量は減っても単価が9.9円上がっているから、負担は減らない。

 日平均消費量は6.19L/日
で、前年同時期から5%の減少。過去5年の最低値を記録した。


 直近の石狩アメダスによる気象データは以下の通り。

・2021.1(7.99L/日)
 月平均気温-5.7度、真冬日22日、日照時間101.5h、最深積雪80cm
・2022.1(6.64L/日)
 月平均気温-5.5度、真冬日25日、日照時間71.6h、最深積雪133cm
・2023.1(6.77L/日)

 月平均気温-6.1度、真冬日24日、日照時間81.1h、最深積雪83cm
・2024.1(6.50L/日)
 月平均気温-3.6度、真冬日14日、日照時間66.3h、最深積雪91cm
・2025.1(6.19L/日)→今回
 月平均気温-3.0度、真冬日13日、日照時間96.7h、最深積雪59cm
 平均消費量が減った理由として、
平均気温や日照時間などの気象条件に恵まれたことがまずある。
 今冬から暖房ボイラの運転を従来より1時間延長したことや、外気導入部のパネルヒータバルブを100%開放に改めたことも削減に効果的だった可能性がある。
(ボイラ運転を長くして、逆に灯油消費が減った例は過去にもある)
 冬はもう少し続くので、今後の動向を見極めたい。

2025年2月14日金曜日

WiMAX契約の更新

 振り込め詐欺対策や断捨離作業の一環としてヤフーADSLから変更し、5年が経過したWiMAX(無線の高速インターネット)の契約更新月がやってきた。
 光回線なみの5G回線で接続速度に不満はなく、他の接続手段に変更する選択はない。

 いろいろ調べると、現状の代理店契約を継続せず、なぜか代理店を変更するのがトータルで最も安くなるという不思議な仕組みだった。
 更新月の1/25〜2/25の間に変更すれば、契約解除に伴う手数料はゼロ。熟慮のすえ、キャッシュバックが早くて契約期間の縛りがなく、価格もほどほどに安い代理店に決め、変更手続きを済ませた。これが2/11のこと。


 3日後の今日、新しい端末が届いた。諸費用をすべてカード決済にすれば届くまでの時間が最短、という謳い文句に偽りはなかった。
 端末が新しくなっただけで、WiMAXの設定作業は3度目となり、戸惑いはない。これまでと同じく最も電波の強い2階吹抜け上に端末を置き、落下防止用の手製ポリカボネートバンドで固く止めた。
 さっそく接続すると、5G回線をあっさり認識。接続速度を測ってみたら、360Mbpsという良好な数値が出た。

 現状の契約は継続中だが、古い端末はすでに外した。解約手続きはまだで、11〜19時の時間帯に電話での手続き限定とか。
 あれこれと引き止められそうだが、それがイヤで新契約を先に済ませてしまった経緯がある。(2/16に案外すんなり解約できた)


 費用は申込み手数料が3,300円、2~24ヶ月の接続料が3,278円/月(開通月は無料)、端末代が1,155円/月(24回払)。これにキャンペーンキャッシュバック11,500円が開通翌月に還元される。
 実質月額費用は3,817円となり、現状の契約を継続更新するより、2,000円/月ほど安上がりとなる。

 3年縛りだった現状契約に比べ、新契約には縛り期間が一切ない。ただ、24ヶ月(2年)後からは月額4,928円に上がるのが難点。これは現状の契約も同じで、3年目には月額5,313円も払っていた。
 新契約でも一気に月額1,200円上がるため、2年後には再び他に変更する可能性大。より安い契約を求めて、数年毎に代理店変更を強いられる不条理、どうにかなりません?

2025年2月12日水曜日

今年も床下に打ち水

 冬が終わりに近づくに従い、数日前から室内湿度が50%を切り始めた。暖房開始当初は室内に溜まっていた湿気が放出されるから、湿度50%以上をキープしていたが、それが限界に達するのが1月あたり。
 今年は1月の平均気温が平年値を上回り、給気口から室内に入る外気の湿度も上がったせいか、50%を切り始めるのが例年よりも遅い。


 湿度50%以下はウィルスが蔓延する危険領域だった。これまで加湿器を使わずに湿度を上げる手段を試行錯誤してきたが、たどり着いたのが、床下土間コンクリートへの打ち水。

 暖房パネルヒータはすべて床下に設置し、暖気を下から上方へと送って換気も同時に行う「パッシブ換気システム」を新築当初から採用している。
 家中で最も暖かいのが床下で、ここに直接水をまき、暖房パネルヒータの熱で蒸発させて、下から上へと強制加湿させる仕組みだった。


 2018年2月からテストし、なかなか具合がいいので、以降もっぱらこの手法で加湿している。
 水は風呂の残り水を利用し、動力や設備は一切使わない。維持費ほぼゼロのエコロジーなシステムだった。
 午前中に3L、夕方に3L程度をまいてやれば、室内湿度50%以上をキープできることが過去の経験からわかっている。床下が開放的構造で床下暖房を採用していることが必須条件だが、シンプルな暮らしには向いている。

2025年2月9日日曜日

常設電子ピアノ

 1年前に買った折畳式の電子ピアノ、ずっと1階居間テーブルで弾いていたが、セットに手間がかかり、ときにTVの音とも重なる。そこで以前に仕事で使っていた2階の机に移動し、折り畳みはやめて常設状態とした。
 手元が暗いと練習に支障があり、上部にはライトも必要。端布で埃よけの布カバーも作った。

 同時にMacBook Proで使っていた電子譜面「Notion Mobile」をタブレットPCと共有。「思い立ったら、いつでもピアノ練習」という環境を整えた。
 譜面台は付属のものを使うと、タブレットPCの重みでピアノがぐらつく。手頃なツーバイフォー材に穴を開けて譜面台を差し込み、ピアノから分離独立させた。


 目下練習中の課題曲は「赤い花白い花(中林三恵)」「野ばら(シューベルト)」「白い想い出(山崎唯)」「菩提樹(シューベルト)」の4曲。
 どの曲もギター弾き語りのレパートリーにあり、右手でのメロディはまずまず弾けるが、問題は左手の伴奏。
「赤い花白い花」「野ばら」は単純に和音同時弾き伴奏、「白い想い出」は部分的にメロディ変化があり、「菩提樹」はアルペジオ伴奏と、それぞれ左手の役割は微妙に異なる。

 20代に独学で始めたギター弾き語りで、それほど苦労した記憶はないが、ピアノはまるで勝手が違った。一時は「1ヶ月に1曲」を課題目標としていたが、曲の難易度が上がるにつれて断念。納得できるまで同じ曲を弾き続けることにした。
 ギター弾き語りの練習も同じ2階でやっていて、電子譜面も使う。相乗効果で、習熟ペースが上がることを期待しよう。

2025年2月7日金曜日

液晶アラームの寿命

 長く使っているカシオ製アラームの液晶がこのところ薄くなり、ときに完全に消えてしまう。表面をこすって押しつけると一時的に復活するが、すぐに元通り。
 ネット情報によれば、液晶パネルの寿命は約8年(7万時間)とある。保存してある取説を読むと、購入は1996年。以降29年間休まずに使っているから、すでに寿命の3.6倍を超える。よくぞ働いてくれた。

 妻が使う同じカシオ製アラームはもっと古く、35年間使っている。昨年ケーブル外れを起こしたが、自力補修して、その後は問題ない。これほど長持ちするのは、メーカーの信頼性が高い証し。


 過去のブログ記事によれば、2012年と2016年に接点不良を起こし、いずれも自力補修している。液晶パネルの寿命では、さすがに補修は無理とあきらめ、代替え品を見繕うと同じカシオ製アラームが2千円弱。
 思わずポチりそうになったが、(もしや…)と思い立って乾電池を取り出し、テスターで電圧を測ってみた。
 すると、1.0Vという極端に低い数値。この電圧では音響機器はもちろん、低電圧にも耐えるマウスでさえ動かない。

 電池に記入の使用開始日を見ると、2019年1月の表示。(乾電池には使用開始年月を記入する習慣)すでに丸6年が経過していて、こちらは完全に寿命。新品に交換すると、液晶はあっさり復活した。
 液晶にばかり気をとられていたが、原因は乾電池の寿命にあったという結論。電池交換せずに丸6年動くアラームもすごいが。

2025年2月5日水曜日

DIY専用ライト

 外が雪に埋もれていても、DIY関連の作業がつきることはない。洋裁系の作業はミシンを使えば季節を問わず完結するが、問題はノコや電動ドリルを多用する木工系の作業。
 冬期は西のウッドデッキが使えず、やむなく玄関土間(タタキ)が作業場となる。

 最近では年末のギックリ腰の発症に伴うバリアフリー補強作業に使った。ウッドデッキに比べて狭いが寒さの問題はなく、上がり框の段差をうまく利用すれば、部材の切断加工もやりやすい。
 切り屑が室内に散らばりやすいが、土間にシートを敷くなどすれば軽減可能。


 難点は手元の暗さ。冬場の屋内なので電灯を点けても暗く、一番欲しい玄関ドア横にライトがない。
 過去には2階で使っているZライトをゲタ箱に設置して補ったこともあるが、その都度セットしたり片づけたりする手間があり、光源がドアからやや遠い。

 そこで電灯用のソケットにコンセント付のケーブルをつないで、簡単なライトを作った。普段は丸めて作業袋に入れておき、作業時だけ玄関ドア横に作ったばかりの手すりに引っ掛けて点灯する。LED灯には使っていないレセップカバーをかぶせ、シェード代わりとした。
 さっそく玄関ドア外の柱に短い手すりを設置してみたが、作業は非常にやりやすかった。今後活躍しそう。

腰痛発症時につかまる手すり

2025年2月3日月曜日

活動の終わり近づく

 地域図書館での本修繕ボランティア活動日。マイナス12度の厳しい寒さだったが雪はほとんど降らず、除雪の必要はない。

 9時半に到着。10時までにフルメンバーの5人が集まり、効率よく進んだ。前回から2週間後のため、修理対象本は少ない。難しい修理はなく、ページ外れ本を中心に5冊を処理。
 まだ余力はあったが、作業に必須のクリップ類が底をついたのを機に、11時半で終了となった。

修理前の作業棚
修理を終えてクリップ固定し、ボンドの乾燥を待つ。

 今期の活動も残り3回となり、終わりが近づいた。来期はメンバー補充の話もあるが、詳細は未定。
 仮に継続となった場合、自分で活動量の調整が可能な音楽ボランティアの動向もにらみ、今後のことは決めたい。

2025年2月2日日曜日

節分の豪雪

 今日は節分、明日は立春ということで、私がささやかに豆まきをし、妻が縁起物?の恵方巻を作った。
 物価高騰のため、手頃なイワシが手に入らなかったという。ちょっと残念だが、10日ぶりに酒も1本だけ飲んだ。


 月が変わっても雪の勢いは一向に衰えず、近隣土木センターの積雪深は99cmに到達。理由は不明だが、近隣は市内でもトップクラスの豪雪地区となり、平年値を25cmも超えている。
 累積積雪量もいつの間にか292cmとなり、ほぼ平年値に達した。


 自宅の母屋部分はそれほど積もってなく、雪庇も発生していないが、風下にあたる車庫部分は最深部で100cmを超えた。設計値は140cmで、過去には150cmまで積もったこともあるが、ビクともしなかった。
 希望的観測として、このまま降ったり解けたりを繰り返し、ユルユルと春になって欲しいものだが、さて?