2024年11月20日水曜日

断熱戸の効果

 以前から構想にあったが、冬期限定で窓の内側に仮設の断熱戸を設置してみることにした。
 場所は冬期に最も寒くなる2階寝室。W1650×H1100のペアガラス窓がついているが、窓直下の床温度が冬期は他に比べ、1〜2度低くなってしまう
 理由は寝室の下にある玄関ホールの温度。風除室がないせいで、冬は家中で最も温度が低い。その寒気が真上に位置する寝室にモロに影響してしまうのだ。

 対策として風除室を新たに設けることも考えたが、費用が馬鹿にならない。得意のDIYでやるのは、さすがに難しそうだ。
 玄関ホール天井(2階寝室床)にグラスウール断熱材を入れることも検討したが、その前にコスト的に安い寝室窓の断熱強化を試みることにした。


 事前に手持ちの半端材で試すと、明らかに効果がある。これに勇気を得て、ホームセンターで30ミリ厚の910×1820ポリスチレン断熱材(スタイロフォーム)を1,518円で購入した。
 軽くて加工しやすく、ある程度の強度もあって、窓の内側にはめ込むには絶好だった。

 厳密に採寸すると、窓内枠の寸法はW1650×H990。高さが80ミリ不足するが、幅の切り落とし分170ミリをやりくりし、隙間を埋めた。
 隙間充填分のパーツは左半分だけを上端にコーキング剤で固定。(グルーガンでも可能と思われる)右側上端部は取り外し用に固定せず、押し込むだけにした。

透過性があって、昼間はぼんやり明るい
着脱用にパーツを分けた右上端部

 3日間に渡ってテストしてみたが、外気温が真冬なみのマイナス3度まで下がった昨夜も、窓直下の床温度は他の部位と同じ温度をキープ。効果を確認した。
 ただ、期待していた窓結露は完全には止まらない。わずかな隙間から室内空気が窓側に入り込むせいで、テープ等で密封すれば収まるかもしれないが、昼間は外してしまうため、現時点では難しそう。
 冬が終われば断熱戸自体を使わなくなるが、軽いので簡単に床下にしまっておける。

 真冬にどうなるかは、要経過観察。最終的には玄関ホール天井にも断熱材を入れることになるかもしれない。1ヶ所限定の窓対策なので、灯油消費量が減るまでの効果はないと思われる。