2006年10月16日月曜日

箸置き

 春頃にスーパーの瀬戸物市で、105円の箸置きを買った。
 年に似合わず、動物のキャラクターものが好きで、買ったのもネコを模したものだ。箸置きなどあってもなくてもいいものだが、ちょっとした遊び心である。


 しばらくして、妻も箸置きが欲しいと言い出した。私たち夫婦は、互いの趣味趣向に干渉しない。加齢とともにそれは顕著になってきた。老後の夫婦関係を良好に保つうえで、きっとそれは大切なことだろう。しかし、欲しいというものをやめろともまた言わない。
 妻が買ったのは、210円の丸い素朴なデザインのものだ。二つ並べると、互いの好みや現在の心境を語っているようで、なかなか興味深い。