2007年4月23日月曜日

100円エコバック

 レジ袋を有料化して地球環境に配慮しよう、という運動が盛んになりつつあるが、私は5年ほど前から、100円ショップで買った大きな買物袋をずっと使っている。いわば「100円エコバック」だ。
 丈夫で安く、重いときは肩にもかけられ、しかも折り畳めて上着の内ポケットにすっぽり入る。いつも玄関先の椅子の上に置いてあり、散歩や仕事で外出する際、ポケットに忍ばせておく。ほとんどの買物はこれ1個で足りる。


 スーパー等にも専用のエコバックは多数売っているが、どこも高い印象がする。仮にもエコロジーを主旨とした物に、たとえば500円は高過ぎるのではないか。
 いま使っているバックで最も気に入っているのは、デザインがシンプルであることだ。ゴテゴテとしたこれ見よがしな模様がなく、無地の袋に丈夫な持ち手がついているだけ。おそらく元々が「エコバック」として作られてないせいだろう。
 このシンプルさがたまらなくよい。「何もないデザイン」を貫くのにはかなりの勇気が必要だが、そこにデザインの真髄があると私は思う。
 レジ袋有料化に話を戻すと、我が家でも最低限のレジ袋は欲しい。札幌市の場合、細かく分別化された小さめのゴミ袋が週に3-4枚は必要だからで、家族数の少ないいまの家庭では、市販されている大型ゴミ袋では大き過ぎて、これまた資源の無駄につながる。

 無地のレジ袋も市販されているが、多くは1000枚単位で多過ぎる。販売を100枚単位にし、1枚3円くらいでスーパーやホームセンターで売ってくれればこちらを買って日々のゴミ袋として使い、買物袋は前述のバックでまかなうだろう。
 単にレジ袋を有料化すれば、すべての問題が解決するわけじゃない。