今季4回目の区内市民広場〜街作り路上イベントに参加した。
2022年から始まったこの街作りイベント、会場が屋外である関係で例年5〜10月の限定開催だったが、都合25回目となる今回で打切りになることが前回発表されている。
理由は近隣住民からの騒音苦情。盆踊りや除夜の鐘、児童公園の子供の歓声に至るまで苦情になる昨今の世情だから、やむを得ないのだろう。
調べてみたら、2023年10月に初めて参加して以来、今回で13回目のエントリーとなる。
参加費不要、事前予約不要、出入り自由という、縛りが少ない自由で貴重な場だった。明るいうちにイベントが終わり、アルコールやタバコとも無縁なのも自分には向いていた。
最終回となる情報がSNS等で伝わっていたらしく、エントリー締切りの11時半までに集まったのは21組。過去最高記録が22組だったから、それに近い盛況だった。
天も味方したか、この時期にしては珍しい快晴の青空。開始時の気温も15度近くまで上がり、外で歌うには絶好の日和となった。
参加者が多く、予定より10分早い11時50分からイベント開始。いつも通り、まとめ役のMさんによるサキソフォン独奏から始まる。以降、およそ1組10分ほどのペースで切れ目なくパフォーマンスは続いた。
21組の内訳は、楽器演奏が5組、ギター弾き語りが13組、ピアノ弾き語りが1組、ボーカルが1組、ダンス1組。女性は4組〜6名だった。
私の出番は14番目といつになく遅い。待たされるのは苦手だが、持参のサンドイッチを半分だけ食べて、じっと待つ。
最後ということで、しばらく見なかった顔を何組か見かけた。なぜか初出演という方も複数いて驚く。広報スタッフの尽力のたまものか。

プログラムはトントン進んで、13時50分くらいに私の出番がやってきた。3曲を準備したが、結果として10分で以下の2曲を歌った。 「別れのうた」(J-POP フォーク系)
「夕凪ワルツ」(オリジナル 洋楽系)
どちらも最後の場であることを意識した選曲で、1曲目は坂庭省悟による同窓イベントと仲間への感謝を綴った曲。まさにこの日のために作られたような歌だった。
2曲目はクラシックの「美しき青きドナウ」にオリジナルの歌詞をあてたもの。路上ライブの「チカチカパフォーマンス」では評価が高く、最初のオリジナルCDにも入っている。
人生の終盤におけるリスタートをテーマにしていて、こちらも最後の場にピタリはまっていた。
それでも残って聴いてくれる方々にむかって丁寧に歌い、出来はまずまずだった。
腰痛や貧血症状も小康を保っていて、貧血対策の一環でもある毎日の黒豆茶が効いているのか、喉の調子も悪くない。いつも直前に飲む喉の漢方薬は飲まずに済ませた。
反省としては「別れのうた」のラスト伴奏で順にアルペジオ展開し、ハイコードのC(8フレット)で終わる予定が一瞬フレットを見失ってしまい、咄嗟にローコードのCで終えてしまったこと。
練習では出来ていたが、やはりどこか気持ちが舞い上がっていたのだろう。
私の出番が終わると気温が急に下がり始め、風も強くなってきた。インナータイツやベストによる寒さの備えがここで効いた。念のため持参した使い捨てカイロはギリギリ使わずに済んだ。
予定より30分遅れて15時半に全パフォーマンスが終了。残ったメンバーによる撤収作業の途中、同年代の女性から「心に響く歌声でした」と唐突に言われる。ずっと声をかけようと思っていたが最後なので…、ということらしい。
楽器演奏で以前からときどき参加していたという。マスク姿で気づかなかったが、顔に見覚えが。歌い手としては大変ありがたい言葉で、体調が思わしくないなかでの懸命の調整が報われた思いだった。
貴重な場がなくなることで、別の場からのお誘いをいくつか受けたが、まずは目下の問題である貧血症状を回復させることが先決。
しばし身体を休め、体力を元に戻したあとで、今後の方向は決めようと思う。




