2006年7月31日月曜日

辰巳の赤

 辰巳、つまりは南東の方角に植えたタチアオイの赤い花が満開になった。以前に書いた鬼門(北東)に植えてある白いタチアオイより陽当たりはいい場所なのに、どういうわけかいつも遅れて咲く。

 どちらの種も近くの土手に自生している花から採取した。タチアオイは非常に丈夫で、何も構ってやらなくても、どんどん育つ。あまりに手入れが楽なせいか、庭に植えている人はこちらではほとんどいないが、街路樹の根元にはよく見かける。


 下から上へと順に咲いてゆくので、上の花が咲くころ、下はすでに種になっている。だから、種を採取するときに色の選択を誤ることはまずない。
 辰巳には赤い物を置けとか、玄関を配置せよだとか風水では言われる。我が家はその両方を満たしているわけだが、だからといって家内万全であるかどうかは、かなり疑わしい。
 しょせんは気休めの領域だが、トラブルが仮にあっても、いつもギリギリで何とか持ちこたえていられるのは、案外メンタルな部分でのご利益を得ているせいかもしれない。