simple手作り生活
地球と家計に優しい縄文的ライフを語る
2007年1月2日火曜日
ハレとケ
元旦の食卓である。大晦日よりは控え目だが、定番のおせちのほか、アワビ、「マテウス・ロゼ」という発泡ワインなど、元旦にしか絶対に食べない飲まないものがズラリ並んでいる。普段の夕食のざっと数倍の予算だろうか。
器や食器も「元旦にしか使わない」という物が多くある。山中塗という我が家にしては高価な漆の重箱。八角形の不思議な形の取り皿などがそれで、写真にはないが、元旦にしか使わない盃もある。
家族の名前を書いた祝い箸も同様の主旨だが、いわゆる「ハレ」の場の代表である正月だからこそ、こだわるイベントなのだ。
もしいまよりも収入が減ったとしても、出来る範囲でこの形式は続けたいと思う。その点で、妻と私との価値観はぴたり一致している。
「ハレとケ」と似ている言葉に、「メリハリ」という言葉もある。「ハレとケ」は「非日常と日常」、「メリハリ」は「緩みと張り」だ。陰があるからこそ、光がより一層輝き、一瞬の輝きを生きがいに、長い陰をやり過ごすことも叶う。
突き詰めれば、暮すこと生きることも、おそらく同じ場所にたどり着く。
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